オタク(元)弁護士の雑記帖

オタク弁護士だったけど弁護士を辞めてただのオタクになった人のブログ。

選択式資格試験必勝法

ビリギャルの話が再び盛り上がっているようだ。

実は僕も、高校のとき1年間で偏差値を35から70にあげて、私大に合格した経験がある。

大学時代には、選択式の試験ばかりだが資格も取った(行政書士ビジネス実務法務検定2級など)。司法試験は社会人になって仕事をしながら取った。

いずれも短期間で合格したので、選択式の試験には強い方かもしれない。

今日は自分なりの選択式試験必勝法を書いてみようと思う。

 

過去問を身につければ半分以上解ける試験は、それだけで受かる

過去問で身につける力は「同じ問題を解く力」ではない

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試験では過去問研究が重要だといわれる。

僕もその通りだと思う。

ただ、ここでよく誤解されがちなのは、求められている過去問研究とは、「過去問と同じ問題を解けるようにする力」ではないということだ。

「同じ問題が出るわけないんだから、過去問なんて解いても無駄」という論者も、同じ誤解をしているのだと思う。

同じ問題でないと解けないというのは、単に答えを丸覚えしただけだ。

身につけるべきは、当たり前のようだが、「その過去問を解くのに必要な知識」を身につけることだ。

テキストに過去問情報を一元化して、自分なりの「過去問傾向テキスト」を作る

過去問も、その資格合格に必要な知識を問うているので、過去問を解くのに必要な知識はたいていテキストの中にある。

その中の、「この知識さえあれば解ける」という部分を、ひたすらチェックしていく。

これを繰り返していくと、過去問の出題情報の濃淡が分かる、「過去問傾向を反映したテキスト」が完成する。

 

具体的な実践方法

①まずは、テキストを読む

まずは、何のことを聞かれているか分からないと話にならないので、テキストを読む。

このとき、理解しなくてもいい。

分からないならそのまま進む。

唯一身につけるべきは、目次の中でこの知識はこの辺に書いてあるんだなーという全体を俯瞰する力くらい。

あとで見返したときに覚えていなくてもよい。

目次をもう一度見てみて、「この辺に書いてあったかも(かも、でよい。合っている必要もない)」とあたりをつけられるくらいでよい。

②次に、過去問と解説を読んで、テキストにマークしていく

過去問を解かなくてよい。

過去問を見て、「なんじゃこりゃ!わけわかんねえ!」とかいいながら、解説を見る。

解説を見て、「やっぱりわけわかんねえ!」とか言いながら、この解説はテキストで言うとどのあたりのことが書いてあるかを探す。

テキストと問題集がリンクしていれば、解説にテキストのページが書いてあるだろうし、法律の試験であれば使う条文の番号のところを見る。それでも分からなければ、目次をみて、どのあたりの知識を使うのかを見つける。

そうすると、テキストの中で、「この1行の情報を持っていればこの選択肢は○×わかる!」という情報があるので、そこにラインを引く。

情報がないようなら、近い情報が記載されているところの余白に、問題を解くのに必要な知識を書き込む。 

 

まったく別の問題でも、同じ個所の知識から解く問題であれば、同じところにラインを引く。

1回発見したら1本、2回発見したら2本、3回以上ならマーカーで塗りつぶす、などしていくと、テキストにだんだん濃淡ができていく。

問題集を読み終わる(解き終わるではない)ころには、自分の手元に過去問の出題傾向を反映した最強テキストが出来上がっている。

 

そして何より、この「過去問の解説情報をテキストで探す」という過程で、すでに結構知識と全体像が身につけられていることが多い。

③テキストをもう一度ベタ読みする

今度は、内容が初見時よりも少し理解できているはずだ。

過去問の解説が反映されたテキストを、はじめから読んでいく。

今度は、理解が少し進んでいるはずなので、キーワードなどを覚えながら読んでいく。

④今度は、過去問を「解く」

テキストの知識を一通り見た後で過去問を解くと、ある程度解けるはずだ。

すでに濃淡をつけて過去問の傾向をつかんだ知識を入れているし、「この知識は全体の体系の中でこのあたり」というテキストの中での地理感覚もあるから、この時点で多少解ける喜びを感じられる。

モチベーションも上がると思う。

⑤ ③と④のサイクルをあと2周繰り返す

③と④のステップを高速で回していく。

知識が入っていくので、おそらく回すごとにかかる時間が短くなるはずだ。

⑥予想問題集など、過去問以外の問題を解く

ここで初めて、過去問以外の問題に手を出す。

過去問の濃淡の「淡」の部分から出題される可能性のあるところや、「濃」の部分から切り口を変えて出題されるところに対応できる力を身につける。

ここでは、間違えた問題のみテキストに反映していく。

 

試験で「知らない問題は飛ばす」くらいやっても受かる知識を身につける

資格試験では、当然ながら全問正解する必要はない。

概ね6~7割とれば合格できるという試験が多いはずだ。

そこで、「合格者なら解ける問題」を全問正解すればいいわけで、過去問と他の人がといてくる予想問題の知識さえあれば、合格者の枠の中に入れる。

模擬試験を解いていて、「わかんねえ!他の人もわかんねえだろ!飛ばし!」と思い切って判断ができるようになるころには、合格する力がついているはずだ。

 

この方法は、知識を試す系の資格試験には、ある程度効果を発揮する。

法律系だけでなく、情報系や危険物とかの技能系の試験でも使えると思う。